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日本顔学会


特別講演

Sato「動的表情を処理する心理・神経メカニズム」
佐藤 弥 (京都大学霊長類研究所)

日時:10月12日(日)  14時40分
場所:フォーラム顔学2008 会場 (東京大学本郷キャンパス 工学部2号館)



【講演要旨】
日常の表情は,動いている.しかし,従来の心理学・神経科学研究の多くは静的表情を刺激としており,動的表情を処理する心と脳のしくみは明らかではなかった.本発表では,動的表情の処理について調べた我々の一連の心理学・神経科学研究の知見を紹介する.心理学研究の結果,動的呈示により表情の知覚が促進されていること,静的表情に比べて動的表情に対する情動喚起が高いこと,静的表情の場合と異なり静的表情に対しては外的観察可能な表情模倣が起こることなどが示された.神経科学研究の結果,静的表情に比べて動的表情に対する視覚野・扁桃体・下前頭回の活動が高いことなどが示された.こうした結果から,静的表情を用いた研究で想定されていたよりも,日常の動的な表情を処理する心理・神経メカニズムはより広範でより適応的であることが示される.

【プロフィール】
佐藤弥(さとうわたる)京都大学霊長類研究所准教授
1973 年(昭和48 年)生まれ.愛媛県出身.松山南高校、京都大学教育学部卒業、同大学大学院教育学研究科博士課程修了、教育学博士.日本学術振興会特別研究員、COE 研究員を経て現職.専門は社会認知神経科学、表情を通した対人相互作用の心理・神経メカニズムを研究.
Web: http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3970/


 


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