『従来の枠組みを超えたネットワークの創造』
1995年3月,顔に関する研究の発展を期し,あわせて「顔学」の普及を図ることを目的に,顔の研究者,顔の研究に興味がある人が結集して,日本顔学会が発足しました.発足後5年の間に,国立科学博物館を中心とした大「顔」展を企画するなど,世界的に見ても類のない,新しいかたちの学会の活動が新たな波紋を社会に投じています.
顔に関心がある人なら,誰でも会員に!
既存の学会では考えられなかった異なる分野の方々で構成されています.
歯や歯並びを扱う歯学,コンピュータや機械を扱う工学,美容や化粧文化学,眼鏡などを扱う分野,顔の魅力や表情の研究を扱う心理学,形成外科,美容外科,解剖学,神経学などの医学,美術解剖学ほかの芸術学・人類学となります.
いかにさまざまな研究分野・職業の方が集まっているかが証明されているようです.従来の枠組みでは不可能だった出会いが「日本顔学会」を通して可能となっています.
多彩な活動を支える会員が運動体に! ~研究と情報交流の場作りが不可欠~
顔に関連した分野の研究発表の場として1991年に始まったワークショップは,1996年より「フォーラム顔学」と名称を変え,学術大会として夏から秋にかけて実施されています.併せて,2001年には「日本顔学会誌」も創刊されました.また,毎月回開催している「顔額オンラインサロン」は,毎回多くの方の参加を頂いております.
「ニューズレター」は新たに専用ホームページを開設し,様々なタイムリーな情報発信を行なっています.今後も,研究活動の案内や報告をはじめとして,会員の方の声を取り入れながら,更新頻度を高めてビビッドな情報をお届けして行きます.
主な活動予定は、以下のようになります。
- 学術大会「フォーラム顔学」の開催
- 「顔学オンラインサロン」の開催(月1回)
- 「ニューズレター」ホームページによる情報発信(随時)
- 電子版「日本顔学会誌」の発刊
過去の主な活動
- 1999~2000年 『大「顔」展』(国立科学博物館・読売新聞社・日本顔学会共催)を国立科学博物館,名古屋市科学館,札幌メディアドーム,福岡市博物館 にて開催し,50万人の方々にご覧いただきました.
- 2001年 「日本顔学会誌」を創刊いたしました.
いま,なぜ顔学か? ~個性の尊重,細分化から統合へ~
日本顔学会が設立された背景には,
- ここ十年ほどの社会における顔に対する意識の変化があるでしょう.個性を尊重する時代に、一人一人を区別できる顔はますます重要な意味を持ってきます.さらにはその人の内面が表に出る部分としても顔は欠かせなくなっています.
- 従来の専門化・細分化してきた研究の流れとは逆の,統合化・総合化の動きとしてとらえることができます.
統合化の中心はコンピュータグラフィックスを始めとするコンピュータの発達と普及です.コンピュータ技術が多様な分野を結び付ける接着剤の役割を果たしています.
このように見てくると、時代が顔学会を作ったという表現も成り立つでしょう.
愛称はJ-FACE(ジェイ・フェイス)
日本顔学会の英文名は,Japanese Academy of Facial Studies,略してJ-FACEと呼びます.ニューズレターや郵便物に顔マークと一緒に登場しますので, お見知りおきを!
<事務局>
〒100-0003
東京都千代田区一ツ橋1-1-1
パレスサイドビル
(株)毎日学術フォーラム内 日本顔学会事務局
TEL 03-6267-4550 / FAX 03-6267-4555
E-mail:macas@mynavi.jp
役員一覧
日本顔学会会則
歴代会長
就任期間 | 氏 名 | |
---|---|---|
初 | 平成7(1995)年 – 平成16(2004)年 | 香原 志勢 |
2 | 平成17(2005)年 – 平成23(2011)年 | 原島 博 |
3 | 平成24(2012)年 – 平成29(2017)年 | 輿水 大和 |
4 | 平成30(2018)年 – 令和5(2023)年 | 菅沼 薫 |
5 | 令和6(2024)年 – | 阿部 恒之 |